さこう眼科- ららテラス武蔵小杉(神奈川県川崎市中原区:眼科)

さこう眼科

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活動報告、勉強会など

■グラアルファ配合点眼液の院内勉強会


先日、興和さんによるグラアルファ配合点眼液の院内勉強会が開催されました。


グラアルファ配合点眼液は、2022年12月に新発売になった、緑内障、高眼圧症の治療に用いる点眼薬(目薬)です。


緑内障は、目と脳をつなぐ視神経が障害されて、徐々に視野(見える範囲)が狭くなったり、欠けたりする病気です。


40歳以上の約20人に1人は緑内障というデータもあり、けっして珍しい病気ではありません。


多くの緑内障はゆっくり進行するため、病気に気付かないまま視野が欠けてしまうことが少なくないので、眼底検査や視野検査などで早期に発見し、早期治療につなげることが重要です。


治療の基本的な考え方は、症状を悪化させない(視野を守る)ために、視野の欠けるスピードを遅らせて、見え方と生活の質を維持することが目的になります。


具体的には、眼圧を下げる目薬(薬物療法)、レーザー療法、手術の3種類があります。


緑内障の目薬は様々ありますが、その中でもグラアルファ配合点眼薬は新しく、また作用す


る部分が多様であるため、より眼圧を下げる効果が期待できることが特徴だそうです。


【効能又は効果】
他の緑内障治療薬が効果不十分な緑内障・高眼圧


【用法及び用量】
1回1滴、1日2回点眼する。


【副作用】
充血、結膜炎、眼瞼炎、眼刺激、眠気、めまい、目のかすみなど


1滴で2種類の目薬の効果がある配合薬ですので、今まで2種類の目薬を使っていた方は1種類で済むようになり、ご年配の方にも負担がより少なく使用できる点眼薬だと思いました。

■トスフロ点眼液の院内勉強会


先日、日東メディックさんによる、トスフロ点眼液の院内勉強会が開催されました。


トスフロ点眼液は、目の病気の中でも身近な結膜炎やものもらい(麦粒腫、霰粒腫)などに使う点眼薬(目薬)です。


結膜炎やものもらいは、バイ菌(細菌)が目に入ることで、充血、目ヤニ、はれや痛みなどが起こります。


治療は、そのバイ菌に対し抗菌効果を発揮するために、点眼薬や軟膏を使います。


抗菌効果のある目薬は様々ありますが、その中でも今回のトスフロ点眼薬は、小さなお子様でも安心して使える抗菌点眼薬であると紹介してもらいました。


具体的には、小児にも有効で安全だったという臨床試験を抗菌点眼薬で唯一実施されており、その結果は様々なバイ菌に抗菌効果があったとのことで、小児から大人まで幅広い患者さんに安心して使っていただける点眼薬だと改めて勉強しました。


当院では点眼薬や軟膏、内服薬も含めて、患者さんの年齢や病状によって適切な抗菌薬を選ぶように心掛けて診療しておりますので、なかなか目ヤニ、はれや痛みが引かない方は、お気軽にご相談ください。

■緑内障説明パッケージの院内勉強会


先日は、参天製薬さんによる、緑内障説明パッケージの院内勉強会が開催されました。


このたび、参天製薬さんご協力のもと、当院専用で、患者さんに緑内障を説明するためのパッケージ(動画&資料セット)を導入いたしました。緑内障についての情報が、分かりやすくまとまっていて、患者さんにも正しく理解していただけそうだと感じました。


緑内障説明パッケージは、動画と資料セットで成り立っています。
動画では、緑内障という病気、検査、治療などについて、短く分かりやすくまとめられていました。
そして、資料セットでは、緑内障についての説明だけでなく、その人に合わせた治療方針も説明できるようになっているそうです。
資料セットも、内容が充実していて、ご自宅に持ち帰ってゆっくりと読み返すことができるので、より理解を深めることに繋がりそうです。


緑内障は、目の神経が気づかないうちに弱まることで、見える範囲が少しずつ狭くなっていき、最終的には失明する疾患だそうです。そして、日本では40歳以上の20人に1人が発症し、中途失明の原因疾患として最も多いのは緑内障だそうです。


失明しないために大事なことは、①早期発見すること、②目薬を続けることだそうです。
当院では、早期発見に繋がるよう、最新の設備を導入しておりますので、気になる方は、お気軽にご相談ください。


そして治療は多くの場合、目薬によって行われるそうです。
今はとてもよい目薬が増え、第1選択として使われている目薬の多くは、1日1回タイプで、効果をしっかり発揮しつつ副作用が少ない物もあるそうです。
しかし、目薬を点したとしても緑内障によって弱った神経は元に戻らず、あくまでも目薬は、緑内障の進行を遅らせることが目的なので、とにかく目薬を続けることが大事とのことでした。


緑内障は、正しく治療を続けることができれば多くの場合、失明には繋がらないそうです。当院では、患者さんがしっかりと理解、納得していただいたうえで治療を続けていただけるよう、この説明パッケージを活用しております。


緑内障説明パッケージについてご興味のある方は、お気軽にご相談ください。

■サンテ ウェルビジョン勉強会


先日、参天製薬さんの「サンテウェルビジョン」の院内勉強会がありました。
医薬品メインの参天製薬さんが作った、医療機関のみで取扱いできる、成分、配合量に徹底的にこだわった本気のサプリメントだそうです。



「サンテウェルビジョン」の特徴は「抗酸化」と「抗糖化」。
酸化とは、サビです。活性酸素が、タバコ・ストレス・紫外線・ブルーライトなどによって過剰に増え、酸化ストレス状態となり、体をサビつかせ、細胞を傷害し老化を促進させます。
糖化とは、コゲです。食事から接種した糖質が、体の中でたんぱく質と結びつくことを糖化といい、糖化が進むとAGEs(終末糖化産物)となり体の中に蓄積し老化を促進させます。



酸化と糖化、この2つはとても仲が良く、お互いを促進しあう関係で老化を進行させてしまうようです。
具体的には、認知機能の低下、皮膚のしわ・くすみ、肝硬変・肝臓癌、動脈硬化、骨粗しょう症、歯周病など、全身の疾患に関与しているようです。
目においても、眼精疲労、老視、白内障、瞼裂斑、加齢黄斑変性の原因となっています。



そこで抗酸化成分(ルテイン20mg・ゼアキサンチン3mg)、抗糖化成分(ヒシ果皮ポリフェノール50mg)を配合したサプリメントがサンテウェルビジョンです。
抗糖化成分はヒシエキスに換算すると200mgのようで、高容量配合に自信があるようです。
体内で生成できない成分のため、日々の食事に気を付けながら、栄養補助としてサプリメントを利用するのも、効率的な手段だと思いました。健康に長生きするためにも積み重ねが大事ですね。



眼精疲労、老眼、白内障が気になる方、全身のエイジングが気になる方、そして最近ではパソコン業務が増えたことによる「リモート疲れ」の方には特にお勧めだそうです。
ご興味のある方はスタッフまでお声掛けください。

■第43回日本小児眼科学会総会に参加して
視能訓練士 草柳 由季




2018年3月2日に第43回 日本小児眼科学会総会へ参加し、「ポケモンステレオテストの使用経験」についてポスター発表をしました。
ポケモンステレオテストは小児の立体視機能(両目でものを見る際の距離感、立体感)を検査するために、新しく開発された装置です。
今までの装置では、白黒のハエ(!)やネコ、ウサギなどの絵を使って検査をするので、怖がって出来なかったり、興味を示さなかったりすることも多く、小さいお子様には難しい検査でした。
しかし、ポケモンステレオテストは馴染みのある、かわいいポケモン達を使用しているので、お子様も喜んで、検査をよりスムーズに行うことができます。
今回の学会ではこのポケモンステレオテストが今までの立体視検査装置と変わりなく立体視を検査することができ、またお子様の興味を引きやすいため、非常に有用であることを発表致しました。
発表することで改めて立体視検査の重要性についても再認識することができましたし、まわりの方からのサポートもあり、今回初めて学会へ参加できたことは私にとって非常に貴重な経験になりました。
今後もより一層、小さなお子様に負担の少ない、正確な検査や訓練に努めたいと思います。

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